1/25ﾍﾟｰｼﾞ目 ●ﾌﾟﾛﾛｰｸﾞ 00時00分 今日も例の“名無し”から書き込みがあった。 40>>名無し08/22/00:00 ｷｮｳ､ｷﾐｦﾐﾀﾖ。 名無しからの書き込みは毎回この言葉から始まる。 そんな書き込みに掲示板の人々は、 41>>takeshi08/22/00:00 はぁ？またお前かよ。 43>>man08/22/00:01 退散退散... 45>>ﾁｮｺ08/22/00:03 誰誰ｯ!?誰のこと言ってんの? 気持ち悪がる奴や面白半分に聞いてくる奴… いろんな奴らがいた。 47>>いちご08/22/00:02 もしかして私のこと…? 55>>名無し08/22/00:04 >いちごさん さぁ…? こんな質問をしてくる奴には必ずと言っていいほどこう答えるのだ。 学校のｸﾗｽﾒｲﾄはぱっとしない、 成績は上がりも下がりもしない。 変動のない毎日のつまらない生活に嫌気がさしていた。 ｵﾚはこんな生活から抜け出したくて、 違う世界に行くかのようにいつしか掲示板をのぞくようになった。 そんな時現れたのが名無しだったのだ。 毎日同じ時間に現れ、 意味の分からないことを書き込む。 名無しの行動は今までのｵﾚの生活には足りなかった“好奇心”という気持ちを動かした。 今までｵﾚは書き込みをしたことがなかったが、 70>>名無し08/22/00;11 ねぇ、君。 ｷｰを押したくてしょうがないんじゃないかい? 「･･･」 何なんだ、 こいつは･･･ ｵﾚのことを言っているのか? いや･･･まさか。 でも･･･ 77>>名無し08/22/00:18 どうしたんだい? そんなに迷うことないじゃないか。 参加しなよ。 ｷｰを押してごらん。 ｵﾚはその言葉に誘われるかのようにｷｰを押してしまった。 79>>晃08/22/00:20 ｵﾚのことを言っているのか。 80>>名無し08/22/00:22 さぁ。 81>>晃08/22/00:22 そうじゃなくても参加させてもらうよ。 82>>名無し08/22/00:23 そうですか。 それではどうぞ。 そこからｵﾚの新たな生活が始まったのだ。 [指定ﾍﾟｰｼﾞを開く] ＜＜重要なお知らせ＞＞@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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