1/27ページ目 ●プロローグ 真っ赤な液体。 黒いビー玉。 全部全部周りに広がっているものお母さんのだよね? お父さんのだよね? 顔を上げるとそこは真っ赤な部屋の中。 どうしてこんなことになってるんだろう。 記憶がない。 全く覚えていないんだ。 「―君かな?」 男が声をかけてきた。 酷くぼやけて聞こえた。 自分と目線を合わせて男はニッコリと微笑んだ。 「どうしてこんなことになったのか覚えている?」 首を振る。 「そうか・・・仕方ないよね・・・こんなだもん」 男が何を言っているのか分からなかった。 どうしてこうなったのか教えて欲しいのはこっちなのに、男はそれだけ言って立ち去ろうとしていた。 「待って・・・」 男は振り向いてしっかりと自分の目を見据えた。 「連れてって・・・」 [指定ページを開く] <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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